キャラクター性別(人数) | 女性(1人) |
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文字数(朗読時間) | 827文字(2分53秒) |
ストーリー・登場人物
主人公は純粋でウブで少し天然な女の子。テニス部の先輩に恋している。
自宅で先輩のことを考えて独り言と妄想する話です。
主人公は女子高生くらいを想定しています。
台本
はぁ~。今日の先輩、いつもの100倍かっこよかった~
やっぱ先輩はテニスしてるときが一番輝いて見えるんだよねぇ…。
汗かいて濡れた髪と、真剣な表情が反則級だなぁ。
先輩、「彼女はいない」って言ってたけど、私なんかじゃ釣り合わないなぁ。
私が告白しても先輩と付き合える可能性は0.001%。
たまに話したり、こっそりテニスの練習を覗いたりしてるだけで十分幸せ…。
でも、もし先輩ともし付き合えたら…。
毎日堂々と話せて、一緒に帰ったりできるよね。
休みの日に一緒にカフェでお茶したり、買い物行ったり…。
んー! でも先輩かっこよすぎて直視できない! 無理!
顔すらまともに見れないのに、彼女なんて無理無理の無理!
ましてや恋人だと手繋いだりしなきゃだし!
手なんて繋いだら、頭真っ白になってデートどころじゃなくなっちゃう!
でも、男性アレルギーだって嘘つけば手繋がなくても大丈夫なはず…。
でもでも、先輩とは手繋ぎたいし! ん~! どうすればいいの~!
はっ、先輩のことをジャガイモだと思えば解決だ!
私、天才すぎる!
手繋いで公園行って、一緒に散歩して、最近あった面白かったこと話して。
ふふん♪
それで、帰り道にドーナツ食べて、クレープ食べて、フラペチーノ飲んで…。
ダメ! 食べ過ぎ! 食べることしか考えてないと思われちゃう!
そっか、半分個、全部半分個にすれば大丈夫。うんうん。
それで、「今日は楽しかったね」って言って。
「次のデートはパスタ食べたい」とか「水族館に行きたい」とか話して。
デートの最後は先輩にぎゅって、抱きしめられて。
見つめ合って、先輩がもっと近づいてきて、私は背伸びして…
んん~! 無理! キスは無理!
キスは結婚してから。デートしてもキスはなし!
でも結婚する前に先輩のご両親にご挨拶しなきゃ。
先輩の家に行くときはケーキとか持って行くようにしよっと。
あれ、でも私そもそも先輩と付き合ってない…。
あ、もうこんな時間だ。
明日も学校だからそろそろ寝なきゃ。
明日、先輩と話せるといいなぁ~。
んん~! 先輩好きすぎる~!
クレジット
台本ライター:小春ゆう(@koharu_uy)